山梨・市川大門の手漉き和紙金封・花火

山梨県の南部に位置する市川大門は、
和紙の町・花火の町として知られています。

和紙づくりの歴史

市川大門の和紙づくりの歴史は、平安時代にさかのぼり、千年を超えるといわれています。
はるか昔から、この地域でつくられた和紙は、美人の素肌のように美しいことから「肌吉紙(はだよしがみ)」と呼ばれ、重宝されてきました。
現代にいたるまで大切に守られ、受け継がれてきた、貴重な手漉きの技術。それが市川の手漉き和紙です。

和紙づくり風景

伝統の花火づくり

この地域では、戦国時代に狼煙(のろし)の製法と打ち上げ技術が発展し、その後、観賞用の花火づくりに転じました。
紙の神様を祀る神社では、祭礼日になると花火が打ち上げられます。これが町の名物となって花火産業が発達しました。
武田軍の狼煙からはじまった、今も町を支える貴重な伝統です。

花火づくり風景

二つの伝統とマルアイ

和紙と花火で栄えたこの町で、マルアイは明治時代に和紙問屋として創業し、現在では祝儀品を中心とした紙製品をつくり続けています。

ふるさとの町に伝わる、この貴重な二つの伝統を活かした製品をつくりたい。
そんな思いから「手漉き和紙金封 花火」が生まれました。

手漉き和紙金封

金封「花火」のこと

人生を表す線香花火

人の一生をあらわすといわれる、線香花火の移ろい

手漉きの味わい

丁寧に漉き上げられた、手漉き和紙の味わい

線香花火を模した熨斗

線香花火を模し、一本一本、手作業で撚った熨斗

四方に広がる花火を模した水引

花火のきらめきをあらわす、華やかな水引