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履歴書の書き方

学歴・職歴の書き方

「下書き」を行いスペースを最大限に有効活用する

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■下書きのひと手間で学歴・職歴は変わる

学歴・職歴は、一見すると工夫すべきことがないように感じるかもしれませんが、採用される履歴書とそうでない履歴書では決定的な差があります。

学歴・職歴を最大限にアピールするには、「どの部分をしっかり見せたいか」を明確にしてから書くとよいでしょう。

よくあるのが、学歴を書くのにスペースを割いてしまい、最もアピールしたい職歴が簡略化されてしまうケースです。

このようなことを防ぐため、いきなり履歴書にボールペンで記入せず、必ず鉛筆などで下書きをすべきです。下書きを見ながら、アピールしたい点を膨らませ、重要でない要素を削ることで限られたスペースを最大限に有効活用できます。

■どうしてもスペースが足りなければ最終学歴から書く

学歴は小学校の卒業から書き始めるのが原則です。しかし、その原則に縛られることで、スペースが足りなくなり、自分が最もアピールしたい情報(大学で学んだことや職歴のこと)が手薄になってしまっては意味がありません。

下書きを書いてみて、どうしてもスペースが足りなければ、最終学歴のみ記載するという選択をしてもよいでしょう。

ただし、スペースが余っているのに学歴を略すのは、単なる手抜きにしか見えないため絶対に避けるべきです。

■学歴を記載する時のよくある間違い

学校名の記入でよくある間違いは、高校名を「○○高校卒業」としてしまうことです。高校の正式名称は、「高等学校」「○○学園高等部」などになります。

その他、「神奈川県立を県立としてしまう」「経済学部 経済学科を経済学部だけ記載してしまう」などが間違いやすいケースです。

入学・卒業年は、元号と西暦どちらの記載でも問題ありませんが、他の欄と統一するよう気をつけましょう。

■中退のマイナスを払拭する学歴の書き方

中退はそれだけを記載するとマイナス材料になることもあるため、「○○大学中退」の次の行から数行を利用して「中退理由」を補足するとよいでしょう。中退理由の例としては、他に勉強したいことや目標ができた、経済的な理由、家庭環境によるものなどが挙げられます。

中退によってこのように自分は成長できたというところまで説明できれば好感の持てるものになります。

■会社名を羅列しただけの職歴はNG

会社名だけを羅列した職歴では、あなたの魅力を伝えることはできません。配属部署や自分が担当した業務も記載すべきです。

「職務経歴書を添付するから詳細は必要ないのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、履歴書の職歴は職務経歴書のダイジェスト版のような感覚で作成するのが理想です。それにより、あなたがどのような経験を積んだ人物かを効率的に伝えることができます。

■〈タイプ別〉職歴記入のポイント

・ 転職した回数が多い人は

転職回数が多い人が、退職理由を「一身上の都合により退社」として、何社も羅列すると「何か問題がある人では」と勘違いされやすくなります。

例えば、「キャリアアップのため退職」「他業界を学ぶために退職」といった退職理由にすることで、転職回数が多くても一貫性があることを示すことができます。

・ ブランクが空いている人は

ブランクをそのまま記載すればマイナス材料になりやすいですが、その間に社会との関わりがあったことをアピールできれば、プラス材料になることもあります。ブランクを利用して、資格を取得した、ボランティア活動をしていたなどは特に強調してよい材料になります。子育てによってブランクが空いている方は、それによって自分が成長した点を補足しておくとよいでしょう。

・ 社会人経験がアルバイトのみの人は

アルバイト経験でも、仕事の詳細やどのような姿勢で仕事に望んでいたかなどの情報を加えることで正社員と近しい社会人経験になります。

理想の学歴・職歴の記入ポイント

  • 入学・卒業年は西暦・元号どちらでも良い。ただし、他の欄と統一すること
  • 学歴は「小学校卒」から記入するのが原則。職歴などのボリュームが多い人は、最終学歴のみ記入するという選択肢もあり
  • 大学の入学・卒業は学部だけでなく学科も書く
  • 職歴は会社名の羅列でなくどのような業務を担当したかまで書く
  • 退職理由は「一身上の理由」でもよいが前向きかつ具体的な理由にすると好感度が上がる