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履歴書の書き方

基本情報の書き方

3大厳禁キーワードは「略す」「崩す」「抜ける」

基本情報|見本
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■基本情報は一番はじめに目に触れる場所

履歴書を作成するとき、学歴・キャリア・志望動機などをどのように書くかについ意識がいってしまいがちですが、氏名・住所・電話番号などの基本情報も大切な要素です。

基本情報の3大厳禁キーワードは、①略す、②崩す、③抜けるです。
「①略す」とは、本来書くべき情報を自分自身の勝手な判断で略してしまうことです。
「②崩す」とは、字を崩して書いてしまうことです。
「③抜ける」とは、必要な情報の記載漏れです。

このようなことがあると、採用側から、「面倒臭がりの人だな」「性格が大雑把な方かもしれない」といった印象を持たれてしまいます。
いずれもちょっと気をつけるだけで防げることですので、履歴書を作成し終わった時には、この3大厳禁キーワードを頭において基本情報をチェックしてみてください。

それでは、次にそれぞれの項目で注意すべき点を見ていきましょう。

■「氏名」は戸籍名を用い、バランスを考えて書く

履歴書は公的な文書ですので戸籍名で書きます。たとえば、ふだんの生活で「斉藤」と略字を用いている方も、戸籍名が「斎藤」であればこちらを記載します。

また時折、名前を崩して書く方を見かけますが、楷書で丁寧に書いていきます。

氏名を書く枠の中でのバランスのとり方も大切です。枠に対してあまりに字が小さいと自信がないように見えますので、ある程度の大きさは必要です。

履歴書に「ふりがな」と記載されている場合は、ひらがなでふりがなを振り、「フリガナ」と記載されている場合は、カタカナでふりがなを振るのがルールです。

■「現住所」は都道府県、ふりがな、建物名をしっかり書く

この部分でよくあるミスは、「都道府県を略す」「ふりがなを略す」「アパート名・マンション名を略す」の3点です。履歴書は公的文書であることを忘れてはいけません。「これはわざわざ書かなくても分かるだろう」と自分の勝手な判断で略してしまうことは厳禁です。

■「電話番号・E-mailアドレス」は誤認されやすい文字に注意

何となくなりゆきで電話番号を書いてしまう人が多いですが、数字というのはちょっとしたことで全く違う数字に見えてしまいます。たとえば、「0」を書いたとき、結び目がはみ出れば「9」に見えてしまうことがよくあります。「1」と「7」なども混同しやすい数字です。

E-mailアドレスは、電話番号以上に気をつけて書く必要があります。なぜなら、数字だけでなくローマ字が加わるからです。ローマ字は、数字以上に誤認されやすい文字です。たとえば、「h」と「n」、「a」と「o」などが区別しにくい文字です。加えて、アンダーバーやハイフンは、長さが足りないと見逃されてしまいやすいのでしっかりと書きましょう。

■投函するか、面接に行くかで「作成日」は違ってくる

郵送なら投函する日、面接なら持参する当日が提出日になります。年号は元号、西暦のどちらを使ってもよいですが、生年月日や学歴・職歴と統一します。

■やむなくスピード写真機を利用する場合はより丁寧に

証明写真は、写真店できちんと撮影したものを貼り付けるのが原則です。ひと昔前は白黒写真が基本でしたが、現在ではカラーの写真も一般的になってきています。特に指定がなければどちらでも良いでしょう。

繰り返し言ってきましたが、履歴書は公的な文書ですので、写真撮影時はビジネススーツ着用が基本です。自由な社風の会社だから、ジャケットや私服で良いだろうという判断はリスクがあります。

一般的に、男女共に濃い色のスーツを着用した方が、引き締まって見えるため、写真うつりが良いと言われます。

理想の基本情報の記入ポイント

  • 作成日は、郵送時は投函する日、面接なら持参する当日になる
  • 戸籍名を用い、枠に対して適切な大きさで書く
  • 採用履歴書の場合、「ふりがな」となっているので平仮名でふりがなを書く
  • 住所は、都道府県からはじめ、アパート・マンション名まで記入する。ふりがなも忘れずに
  • 電話番号やEメールアドレスでは、数字やローマ字を他の字と混同されないよう丁寧に書く