希望欄・その他の書き方
書きにくい箇所でも空白厳禁。最後まで油断せず仕上げる
■希望欄は「入社する最低限の条件」を提示するスペース
希望欄、特技・趣味、通勤時間などは、他の項目と比べると重要度が低いように感じられるため、なりゆきで書く人が多いですが、公的な文章である以上、書いた内容を訂正できないのが原則です。油断せずに集中して書くようにしてください。
特に、「希望」欄(特に給与・職種・勤務地)を何となく書くのは危険です。希望欄とは、「あなたが最低限の条件」を提示するスペースです。「希望」とはなっていますが、「ここに書いた条件に合わなければ入社を辞退します(あるいは入社を辞退する可能性が高いです)」と解釈されるのが一般的です。
つまり、相手があなたを採用したいと思っていても、希望欄の条件が合わないので入社は難しいだろう、と勝手に解釈されることもありうるということです。そのように解釈されて構わない、という条件を書かなくてはなりません。
「出社可能年月日」欄は、在職しながら転職活動をしている方は、予測しづらい面があるかもしれませんが、現時点での目安を記入し、面接時にその旨を伝えるとよいでしょう。
希望欄の理想的な記入ポイント
- 複数職種の応募が出ている場合も希望職種は一つに絞る
- 予測しづらい場合も空白にせず、おおまかな目安を書く
■特技は性格や身の回りのちょっとしたことでも可
「PCスキル」欄は、デスクワークの職種であれば、採用側の注目度は高いといえます。使用できるソフト名を列挙します。ソフトの数が多い人は、職種に合わせて、事務系であればoffice系、建築系ではCAD等、制作系ではDTP・WEBを中心にしましょう。履歴書ではソフト名のみを書き、別紙で各ソフトの熟練度をまとめるとスキルが明確になります。
「趣味」欄では、パチンコ・競馬・麻雀などのギャンブルを書いてしまうと、たとえそれが事実であっても、多くの場合、採用に不利になります。読書や映画鑑賞を記入する人が最も多いですが、どのようなカテゴリーに興味があるかを補足しておくと面接時などに話が膨らみやすくなります。
「特技」欄では、「特技なんてない」という人も多いですが、思いつかない場合、「誰とでもすぐにうちとけられる」などコミュニケーションに関するものでも構いません。「掃除好き」「時間を守る」など、身の回りのちょっとしたことを特技にするのも一案です。
PCスキル・趣味・スポーツの理想的な記入ポイント
- 基本操作のできるソフト名を列挙。数が多い場合、職種に合わせて絞り込む
- 「読書」とだけ書くよりもどのようなカテゴリーに興味にあるかまで言及する
- 特技は空欄にしない。性格や身の回りのちょっとしたことでも可
■採用側が意外に気にする通勤時間
「通勤時間」欄は、最短時間で記入します。通勤時間が1時間30分以上を超えると、採用側が「本当に通えるだろうか?」と疑問に思われるケースもあるため、面接時に質問があった時にはスムーズに通えることを強調します。今、住んでいる地域と別の地域の会社へ応募する場合は、入社が決まった時に転居する旨を欄内に記入しましょう。
扶養家族や配偶者は、事実を間違えないように記入します。
通勤時間他の理想的な記入ポイント
- 入社後、転居を予定している方はその旨を補足する
- 扶養家族や配偶者は事実を間違えないように記入する