免許・資格の書き方
免許・資格欄では向上心があることをアピールする
■「特になし」の記入や資格の列記は厳禁
免許・資格を持っている、持っていないに関係なく、この欄を有効活用している人はほとんどいません。免許・資格を持っている人はそれを羅列するだけ、免許・資格を持っていない人は「特になし」と記入するだけという使われ方が一般的です。
その履歴書を受け取る側の視点になってみましょう。
免許・資格を羅列するだけで本当にその価値が相手に伝わるでしょうか? また、「特になし」と書かれているのを見て相手はどのように感じるでしょう? 「向上心のない人なんだな」と思われても仕方ありません。
免許・資格の欄だけでなく、履歴書はそれを読む側の視点になって作成することが大切です。
■免許・資格の価値を相手に伝える
まず、免許・資格を持っている人ですが、普通自動車免許や簿記など、一般に広く知られているものについてはそのまま書いて構いません。しかし、一部の人にしか知られていないものに関しては、どのようなことに役立つ免許・資格なのかを補足説明します。
併せて、「国家資格」「合格率10%」など、難易度を示しておくと、免許・資格の価値が高まります。
■ビジネスに関係ない免許・資格も記載する
「ビジネスに関係ない免許や資格を履歴書に書くべきか?」で悩む人は多いでしょう。結論から言いますと、これらも履歴書に書くべきです。
免許や資格はその人自身を表現するためのツールともいえます。書道、ピアノ、スポーツ関連などの免許・資格を記載することで、あなたがそのテーマと真摯に取り組んできたことを伝えることができます。
また、あなた自身はビジネスに関係ない、と思っていても、志望企業はそれをビジネスに結びつけて考えることもありえます。
■何かを学んだ経験は誰もが持っている
資格を全く持っていない方でも、これまでに何かを学んだ経験はあるはずです。例えば、営業マンの方が数多くのセミナーを受けているのであれば、「約100の営業に関するセミナーに参加」と書いてあれば、プロフェッショナルを目指していることが伝わります。
短期の研修や勉強中の資格を書くというのも一案です。
最近では、ソーシャルメディアをビジネスに活用している企業も多いので、個人的にフェイスブックやツイッターを積極利用していること、その分野に関して学ぶ気持ちがあることをアピールすることでプラス材料になることもあります。
資格を持っている人の記入ポイント
- 免許や資格は、取得した年数順に書くのが基本
- 一般的に広く知られている免許や資格はそのまま書く。一部の人にしか知られていない免許や資格は補足説明をする
- 国家資格であること、合格率が低いことを記載し、難易度が高い資格であることをアピール
資格を持っていない人の記入ポイント
- 免許・資格を記入するのが前提なので、「公式の免許・資格ではありませんが」という断りを入れてから記入する
- セミナーや短期研修の受講、勉強中の資格などを書く